お盆
これはお盆で実家に帰省した時の事だ。
お盆はご先祖様はもちろん、魑魅魍魎も自由に出入りできると聞いたことがある。
普段から、視界の片隅に何かが映ることがあるが
お盆の時期は特に・・・

実家で犬を2匹飼っており、帰省するたびに子供は大喜びだった。特に、まだ1歳の子供は「わんわん」と犬を追いかけて遊ぶのが大好きだった。
気づけば時刻は午後4時
渋滞する前に帰ろうと、実家をあとにした。
帰りの車中、子供が車の天井を指さし、「わんわん」と言った。天井には何もなかった。
「わんわんとまた遊ぼうね」と言うが、その後も何度か「わんわん」と言っていた。

帰宅後、写真を見返していると、一枚の写真に愛犬だったポチの姿が写り込んでいた。懐かしい。ポチと一緒に映ってるみたいだ。
その夜、布団の中で、子供が再び天井を指さし、「わんわん」と騒ぎ始めた。しばらくすると、落ち着きなく部屋中を走り回り、匂いを嗅ぎ始めた。
いつもと様子が明らかに違う。
不安に思いながら子供を見ていた時、一瞬、子供の左目が灰色がかっているように見えた。
あ・・・これは何かが憑いているみたいだ・・・
子供を抱きながら、目を見るとやはり左目が明らかに違った。灰色がかったよな茶色、それでいてキラキラ反射するような瞳。ポチだ。
私はすぐに、ポチに感謝の気持ちを伝えながら、おまじないをした。
すると、子供の左目は元の澄んだ瞳に戻った。
今年のお盆はその他にもいくつか不思議な事があったが、それはまた別の機会に。


